たからもの

ヒステリックなチェーンソーの音が鳴り響いています。。。

 

それは突然始まったことでした。

 

 裏の雑木林が亡くなってしまいました。。。丸坊主。。。

 

北西の風を一度引き受けて柔らかくしてから我が家に届けてくれていた雑木林が亡くなってしまいました。これからは、雨・風・雪すべてが直接的にやって来るのですね。。。

 

今のお家で暮らし始めてから10年ほどになります。

裏には小川が流れていて雑木林がありました。

水の音・小鳥たちのさえずり・木々の触れ合う音が程よく流れていました。

 

毎日の小鳥たちの集いの場。小鳥たちの住まい。

木の実を求め暮らしていたリスの住まい。

毎年、冬に子育ての為にやって来ていた鴨の親子の住まい。

夏には水浴びを楽しみながら暮らしていた蛇の住まい。

微生物の完璧な位置関係。

 

すべて亡くなってしまいました。

突然の出来事にみんなは困ってしまうでしょう。。。

 

雑木林は「たからもの」

すべてが完璧に循環しています。

 

雑木林が亡くなってしまったことによって、小川の方にも影響がでるでしょう。

毎年見られていたイワナ・蛍。来年からはどうなるかな。。。

イワナや小魚がいなくなれば「サギ」も来なくなってしまうかな。。。

 

今、自然災害と呼ばれているものが各地で起きていますが、自然は元に戻ろうとしているだけです。

自然災害と呼ばれているものの規模が大きくなっているのは、それだけ人間が完璧な自然循環を壊してしまった結果です。

なぜ人災だと云うことに気付かないのでしょう?

完璧な自然循環の営みをこれ以上壊さないことは1つの復興支援の「かたち」ではないでしょうか?

 

今は、ただただ、寂しい。。。